病院核に再開発ビル 千葉駅西口、B工区5日起工式

  • LINEで送る

JR千葉駅とデッキで直結し、病院やマンションなどからなる西口再開発事業B工区の完成イメージ(新日本建設提供)

 JR千葉駅西口再開発事業で、新日本建設(千葉市美浜区)などが病院やマンション建設を手掛けるB工区(約6千平方メートル)の起工式がきょう開かれる。同駅ビル「ペリエ千葉」も6月28日に全面開業し、周辺の再開発が加速している。

 B工区は新千葉公園を含む駅前広場に面した市有地。市の財政負担を軽減するため、民間事業者が自社資金で設計・工事を行う特定建築者制度を活用し、新日本建設を代表事業者とする共同事業体が再開発ビルを建設・運営する。

 再開発ビルは、15階建ての商業棟、屋上公園を取り入れた2階建ての公園棟、9階建ての病院棟の3棟から成り、延べ床面積約2万3千平方メートル。商業棟の7階以上は77戸のマンションとし、1~6階に保育施設やクリニック、スポーツジムなどを入れる計画。総工費は110億円を見込む。2020年3月末の開業を目指す。

 駅ビルが物販や飲食中心の構成となっているため、再開発ビルは「病院を核とした福祉・医療・文化を集積」(新日本建設・金綱一男会長)して特色を出す方針。

 西口再開発は1990年に始まったが、地権者の多さやバブル崩壊による用地買収の難航などで長期化していた。

 先行した駅側のA工区(約1万3千平方メートル)は2013年10月、飲食店や医療機関などが入居する計3棟の「ウェストリオ」が完成した。

 駅から離れた中心市街地では近年、千葉パルコ(16年11月)、三越千葉店(17年3月)と大型百貨店の閉店が相次ぎ、空洞化が懸念されている。駅周辺の再開発が街の回遊性アップにつながるかどうかが焦点となる。