夏の夜、消費刺激へ 飲み歩きイベント多彩 千葉市の商店街やホテル

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昨年初めて開催されたイベント「マクハリ的粋祭り」のステージ風景(幕張メッセ提供)
昨年初めて開催されたイベント「マクハリ的粋祭り」の観客(幕張メッセ提供)

 夜間の経済・文化振興を図る「ナイトタイムエコノミー」が注目される中、千葉市内で飲み歩きなどの“夜遊び”を盛り上げようと、多彩なイベントが企画されている。連日の猛暑で日中は外出を控えがちな分、涼しくなる夕方以降に活動しやすい夏。周辺で働く人や住民の消費を刺激するだけでなく、休暇を利用して訪れる観光客の取り込みにもつながりそうだ。

 幕張メッセ(千葉市美浜区)では、きょう10日と11日の2日間、昨年に続き2回目となる日本酒をテーマにしたイベント「マクハリ的粋祭り」を開催する。千葉県内各地から八つの酒蔵が集合し、午後5時から9時まで酒やつまみを提供。県内にゆかりのある芸人たちによるステージイベントも開かれる。

 幕張メッセによると、昨年は3日間で約2千人が訪れた。今年は2日間で昨年を上回る集客を目標に掲げる。年間を通してさまざまな展示会や会議が開かれるメッセ周辺では「夜の飲食・娯楽需要が高く、今後も集客のための新たな仕掛けを検討していく」(担当者)。

◆回遊性を重視

 粋祭りと連動し、今年は周辺のホテル6社を巻き込んだ飲み歩きイベント「粋な大人のバー・ラウンジめぐり」を初めて企画。街の回遊性向上と粋祭りの告知を兼ねて7月25日から8月11日までの18日間、各ホテル内のバーやラウンジで手頃なメニューを提供している。スタンプラリー形式で、集めたスタンプは粋祭り会場で酒と引き換えられる。参加するホテル ザ・マンハッタンの担当者は「メッセを訪れる人がホテルに来館する良いきっかけになる。気軽に足を運んでほしい」と歓迎する。

 夏の夜商戦は、百貨店の相次ぐ撤退を受けて地域活性化が課題となっている中心市街地も参戦。まちづくり協議会は、今年で7回目を迎える飲み歩きイベント「ちーバル」(9月中旬~10月)の前哨戦として7、8月の2カ月間、小規模の「ちーバルMINI」を実施している。ちーバルは昨年1万3千人が来場した人気イベントだが「MINIは初開催もあり、あまり浸透していない」(事務局)といい、後半で巻き返しを狙う。

◆魅力アップを

 市内ではこのほか、千葉公園(中央区)の「大賀ハスまつり」で6月、初めての夜間イベントがあり、水面にプロジェクションマッピングで投影された“幻の夜ハス”を多くの市民らが堪能した。今月3、4日には中心市街地で、ナイトタイムエコノミーの実証実験としてeスポーツ大会や美術館の無音ライブを盛り込んだ「宴タメ千葉」を実施。主催する市は、2020年東京五輪・パラリンピックを見据えて経済効果や課題を検証し、魅力的な夜間の都市空間づくりを目指している。