新年に舞う上総唐人凧 富津の愛好家制作 市川・現産館

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天井につるして展示されている上総唐人凧=市川市鬼高の県立現代産業科学館

 市川市鬼高の県立現代産業科学館で、お正月に合わせ、富津市の愛好家が制作した「上総唐人凧」や鳥、帆船の形をしたユニークな凧(たこ)を展示している。21日まで。

 凧は、富津市で自作した凧を揚げている愛好家の高橋善次郎さんが制作した14点。高橋さんは、唐人凧のほか、鳥や立体的な帆船の形をしたユニークな凧を制作している。同館では、富津市で凧を揚げている様子や唐人凧の作り方をビデオで放映している。

 同館によると、唐人凧は江戸時代後期に日本に伝わり、富津市の湊川流域を中心とした西上総地方でも戦前まで盛んに揚げられた。高さ3メートル前後の大型の凧で、細長い形のため動きが出やすく、細工によって独特のうなり音を出して楽しむのが特徴。上総唐人凧は農村部で大人の娯楽として広まり、かつては音色を競う競技会もあったという。