五輪会場あふれる熱気 釣ケ崎海岸で神々再会 一宮で上総十二社祭り

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釣ケ崎海岸には、男衆らに担がれた神輿が次々と集まった=13日、一宮町
釣ケ崎海岸には、男衆らに担がれた神輿が次々と集まった=13日、一宮町

 2020年東京五輪のサーフィン会場となっている一宮町東浪見の釣ケ崎海岸で13日、伝統の「上総十二社祭り」が開かれた。9基の神輿(みこし)を担いだ千人以上の参加者が波打ち際を駆け抜けて集まり、海岸にある鳥居周辺は熱気に包まれていた。

 上総十二社祭りは807(大同2)年に始まったと伝えられている。町中心部にある玉前神社の御祭神「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」と一族の神々が、釣ケ崎海岸で1年に1度再会するという伝承を再現。房総半島に多い浜降り神事の中でも最古とされ、千葉県の無形民俗文化財に指定されている。

 神輿の担ぎ手たちは威勢のよい掛け声とともに砂浜を疾走。祭典場となっている釣ケ崎海岸に次々と集結し、神輿を高々と差し上げて神々の再会を喜び合った。鳥居周辺はカメラを手にした見物客でにぎわい、拍手と歓声が湧き起こっていた。