悔やむ住民「救えた…」 焦げ臭さ残る現場周辺 印西放火殺人発生から1週間

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遺体が発見された現場で花を手向け手を合わせる男性=23日午後4時20分ごろ、印西市竜腹寺

 印西市竜腹寺の住宅が17日放火され、この家に住む海老原よし子さん(55)が殺害された事件は、きょう24日で発生から1週間。現場の規制区域は縮小され静けさを取り戻しつつあるものの、周辺に残る焼け焦げた臭いが無残に奪われた命の重さを物語る。海老原さんを悼んで花を添え、そっと手を合わせる付近の住民からは「救えたのでは」と悔いる声も上がった。

 「よく働くさっぱりした気持ちのいい子だった」。海老原さんの母親と知り合いだという柏市の男性は、ニュースで悲報を知り現場に駆け付けた。「昔は花も咲いていてきれいな庭だった。今はこんなになってしまってひどいものだ…」と線香をあげた。

 現場には、カーネーションやキクの花が供えられ、海老原さんをしのんで知人らが日を置いて足を運んだことがうかがえる。事件当日、火事に気付いて通報したという男性は「最初は火の不始末かと思ったが、事件と知ってびっくり。殺されるような人ではない」と容疑者に向けて怒りをあらわにした。

 近くに住む男性は事件当日、不審な若い男を目撃したという。「もしあの時(男に)声を掛けていれば、海老原さんは死なずに済んだかもしれない」と悔しさをにじませた。