校内で盗撮、教諭免職 千葉県教委わいせつ処分 過去10年で最多

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新たに2件の教員不祥事を報告し、陳謝する県教委幹部ら=20日、千葉県庁
新たに2件の教員不祥事を報告し、陳謝する県教委幹部ら=20日、千葉県庁

 千葉県教委は20日、勤務校の女子トイレで生徒を盗撮したとして、県立柏井高校(千葉市花見川区)の篠村博之教諭(28)を懲戒免職処分にした。これで本年度に県教委がわいせつ事案で懲戒処分した教員(監督責任除く)は11人目、うち免職は9人目となり、ともに過去10年間の最多に並んだ。

 同校によると、篠村教諭は昨年4月から勤務し、保健体育を担当。全国大会常連の女子バレーボール部の顧問だった。

 県教委によると、篠村教諭は昨年11月下旬ごろから今年1月にかけて少なくとも3回、柏井高体育館の女子トイレで、個室に入った女子生徒の姿を、扉越しに手を伸ばしてかざしたスマートフォンの動画機能で盗撮した。

 1月に女子生徒の1人が「トイレで盗撮されたかもしれない」と直後に別の教員に訴え。同高はトイレの近くにいた篠村教諭から事情を聞いたが、その際は関与を否定。しかし、女子生徒と保護者、同校が県警に届け出た後の2月になって盗撮を認めたという。

 県教委の聴取に対し、篠村教諭は「校内の人間関係や部活動の指導のストレスから自暴自棄になり、衝動的にやってしまった。動画はその都度、すぐに消した」と説明。発覚のきっかけとなった1月の盗撮行為は、担当する保健体育の授業途中で、備品を取りに行った際に及んでいたという。

 監督責任で同高の男性校長(57)も減給10分の1(1カ月)の懲戒処分。

 また、県教委は電車の切符を未使用と偽って不正に払い戻したとして県立船橋高校(船橋市)定時制の男性教諭(52)も停職6カ月の懲戒処分にした。

 男性教諭は、昨年12月下旬から今年1月初旬に北海道まで私的旅行した際、使った往復割引切符を未使用と偽って8780円の払い戻しを受けるなどした。別に購入した細かい区間の切符を提示しており、駅員が不審点に気付き、北海道警の取り調べを受けた。「魔が差してしまった」と話しているという。

 県教委の半田徹也教育次長は、不祥事に歯止めがかからない状況に「極めて残念で、言葉が見つからない」と陳謝。不祥事根絶の教員研修を年間計画にあらかじめ盛り込むという。