東庄1900世帯停電 台風かすめ千葉県内2人軽傷 再び熱中症警戒

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 強い台風13号は9日朝にかけて千葉県の一部を暴風域に巻き込みながら銚子市沖を通過して北上した。県内では風にあおられ転倒した軽傷者が2人。同日午前に東庄町の約4割の約1900世帯が一時停電した。風雨に備えた各市町村の避難者は同日早朝段階で計約1900人に上った。台風の上陸には至らず、深刻な被害は出なかったが、鉄道の運転見合わせなど交通機関への影響は昼まで残った。きょう10日からは厳しい暑さが戻る見込みで、熱中症に再び警戒が必要となる。

 銚子地方気象台によると、台風13号は9日午前5~6時ごろ、銚子市に最接近。上陸はせず、同11時までに県全域が暴風域を抜けた。最大瞬間風速は同市で同7時25分ごろに27・5メートル。成田市でも21・1メートルを観測した。一方、1時間に最大80ミリの恐れもあった雨は、比較的多かった君津市坂畑でも9日正午までの24時間で計64・5ミリにとどまった。

 8~9日に強風が吹き荒れた県内。県や各消防本部によると、いすみ市で8日午後1時すぎ、自宅2階の屋根で作業中だった男性(76)が風にあおられ1階の屋根へ転落し、肩を痛める軽傷。近隣住民が「けがをして動けないようだ」と119番通報した。

 東庄町でも同日午後5時5分ごろ、自宅の雨戸を閉めようとした80代女性が風にあおられ転倒し、後頭部に軽傷を負った。

 避難所は9日午前6時の時点で、44市町村が公民館や小学校など計236カ所に開設。避難者は計1861人に上ったが、風雨が収まった同日昼にかけて多くが帰宅した。茂原市全域、いすみ市と栄町の一部での避難勧告も解除された。

 台風が遠のいた県内は同日午後から晴れ間も。銚子気象台によると、きょう10日は日射が強まり、千葉市で気温が33度程度に上昇するなど厳しい暑さが戻る。