介護職案内人を初任命 高校大学でPRへ 人材確保で千葉県

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森田知事(右)から委嘱状を受け取る「介護の未来案内人」=県庁

 人手不足が続く介護職の魅力を、就職を控えた高校生や大学生にアピールしてもらおうと、千葉県は県内の介護施設で働く20~30代の若手職員19人を「介護の未来案内人」に任命した。初の試み。案内人は高校や大学に出向いて介護の仕事のやりがいや自身の経験を紹介するほか、若者に身近なSNS(会員制交流サイト)でも発信する。任期は来年3月末まで。

 県庁で森田健作知事が委嘱状を交付。案内人の1人で、鴨川市の介護施設で働く鈴木邦明さん(39)は「現場で人材不足を実感している。やりがいや充実感を県民に伝え、共に働く仲間が1人でも増えるよう呼び掛けていく」と意気込み、森田知事は「多くの若い人に仕事の素晴らしさをPRして」と激励した。

 県によると、4月の県内有効求人倍率は全業種で1・34倍だったのに対し、介護関連職種では4・54倍。他の職種に比べ、必要とする人員が埋まらない現状が浮き彫りとなっている。

 厚生労働省の推計では、団塊の世代が全員75歳以上になる2025年度、県内では11万人の介護職員需要に対して8万人しか確保できない見込みで、人材確保が急務だ。