日本国籍喪失規定は「違憲」 欧州在住8人が東京地裁に提訴 

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日本国籍の維持などを求めて提訴後、記者会見する原告の野川等さん=12日午前、東京・霞が関の司法記者クラブ

 日本人として生まれ、後に外国籍を取得した欧州在住者ら8人が12日までに、外国籍を取得すれば日本国籍を失う国籍法の規定で祖国とのつながりが奪われたとして、国に日本国籍の維持などを求めて東京地裁に提訴した。提訴は9日付で、憲法が定めた幸福追求権が侵害されたと主張している。

 代理人弁護士によると、訴えたのはスイスやフランスなどに住み、仕事や生活上の必要性から外国籍を取得した6人と、取得を検討している2人。

 国籍法は、自分の希望で外国籍を取得したときは日本国籍を失うと規定。訴状では、この「国籍唯一の原則」はかつて兵役義務など重複を防ぐために設けられたと指摘した。