御宿町の布施学校組合立布施小学校（吉野康彦校長、児童５８人）は、全国約３００の小中学校などが参加する「あいさつ運動」で優秀賞に輝いた。児童は同校を訪れた関係者から、のぼり旗と表彰状を受け取った。

　同運動は青少年の健全育成に取り組む公益社団法人「小さな親切」運動本部が主催。同校は昨年度、教員や地域住民らによる学校評価で、あいさつの励行が課題になった。児童は各委員会ごとに改善方法を考え、登校時の声掛けや、あいさつに関係する本の紹介などをした。１、２年生も自主的に参加するようになり、学校全体での取り組みが高い評価を得て大賞に次ぐ栄誉となった。

　吉野校長は、「児童はあいさつに対する恥ずかしさが薄れてきた。声も大きくなり効果はあった」と話した。